善通寺市議会 > 1995-03-13 >
03月13日-02号

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  1. 善通寺市議会 1995-03-13
    03月13日-02号


    取得元: 善通寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    平成 7年 3月定例会        ┌─────────────────────┐        │      平成7年3月定例会      │        │  善 通 寺 市 議 会 会 議 録  │        │       3月13日 (月)      │        └─────────────────────┘                午前 9時0分 開議〇出席議員 22名  1 番      草 薙 昭 典   │   13 番      吉 田 康 宏  2 番      西 山 正 一   │   15 番      山 北   實  3 番      安 藤 末 雄   │   16 番      平 岡 政 典  5 番      尾 崎   弘   │   17 番      南 光 一 幸  6 番      岡 崎 敏 一   │   18 番      兼 岡 敏 夫  7 番      我部山 耕 造   │   19 番      新 谷 善 昭  8 番      上 田 博 之   │   20 番      高 田 照 男  9 番      堺   敏 昭   │   21 番      竹 森 義 治  10 番      芝     昇   │   22 番      山 下 三 郎  11 番      黒 田 富 夫   │   23 番      林   岩 男  12 番      三 原   坦   │   25 番      藤 田 松 雄    ──────────────────────────────────〇欠席議員 なし    ──────────────────────────────────〇説明のため会議に出席した者  市長         宮 下   裕 │ 消防長        宮 川 正 弘  助役         森 村   昭 │ 水道局長       河 西   保  収入役        北 堀 俊 一 │ 総務課長       音 泉 邦 彦  教育長        勝 田 英 樹 │ 福祉事務所長     藤 城   功  市長公室長      横 田   直 │ 企画課長       南 光 弘 志  総務部長       尾 崎   勝 │ 農業委員会事務局長  吉 井 晶 範  民生部長       増 田 武 志 │ 監査委員       山 崎   隆  建設経済部長     北 岡 一 男 │    ──────────────────────────────────〇議会事務局出席者  事務局長       加 納 喜 彦 │ 書記         近 藤 浩 行  次長         安 藤 美 昭 │    ──────────────────────────────────〇議事日程(第2号) 日程第1 会議録署名議員指名について 日程第2 議案第3号 市道の路線認定について      議案第4号 善通寺市職員の勤務時間、休暇等に関する条例      議案第5号 善通寺市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例      議案第6号 善通寺市事務分掌条例の一部を改正する条例      議案第7号 善通寺市防災会議条例の一部を改正する条例      議案第8号 善通寺市井戸保全条例      議案第9号 善通寺市環境審議会条例      議案第10号 善通寺市公害防止条例の一部を改正する条例      議案第11号 善通寺市特別職の職員で非常勤の者の報酬等に関する条例の一部を改正する条例      議案第12号 善通寺市経済振興対策融資条例の一部を改正する条例      議案第13号 善通寺市国民健康保険税条例の一部を改正する条例      議案第14号 善通寺市手数料条例の一部を改正する条例      議案第15号 善通寺市斎場条例の一部を改正する条例      議案第16号 善通寺市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例      議案第17号 善通寺市民プール条例の一部を改正する条例      議案第18号 善通寺市民体育館条例の一部を改正する条例      議案第19号 善通寺市立幼稚園保育料徴収条例の一部を改正する条例      議案第20号 善通寺市火災予防条例の一部を改正する条例      議案第21号 善通寺市消防手数料条例の一部を改正する条例      議案第22号 善通寺市水田農業確立対策基金条例を廃止する条例      議案第23号 仲多度じんかい処理組合規約の一部を改正する規約 日程第3 議案第30号 平成7年度善通寺市一般会計予算      議案第31号 平成7年度善通寺市特別会計老人保健予算      議案第32号 平成7年度善通寺市特別会計国民健康保険予算      議案第33号 平成7年度善通寺市特別会計自動車教習所予算      議案第34号 平成7年度善通寺市特別会計下水道予算      議案第35号 平成7年度善通寺市水道事業会計予算    ──────────────────────────────────〇本日の会議に付した事件 日程第1会議録署名議員指名についてから日程第3議案第35号平成7年度善通寺市水道事業会計予算まで    ────────────────────────────────── ○議長(草薙昭典君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりでございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員指名について ○議長(草薙昭典君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。 署名議員には、13番吉田康宏君、15番山北實君を指名いたします。 議題に入る前に一言お願い申し上げます。本日審議賜りますのは、議案21件、予算6件の計27件でありますが、いずれも委員会審査の予定であります。質疑は大綱にとどめるよう特にお願い申し上げます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 議案第3号から議案第23号まで ○議長(草薙昭典君) 日程第2、議案第3号市道の路線認定について、議案第4号善通寺市職員の勤務時間、休暇等に関する条例、議案第5号善通寺市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第6号善通寺市事務分掌条例の一部を改正する条例、議案第7号善通寺市防災会議条例の一部を改正する条例、議案第8号善通寺市井戸保全条例、議案第9号善通寺市環境審議会条例、議案第10号善通寺市公害防止条例の一部を改正する条例、議案第11号善通寺市特別職の職員で非常勤の者の報酬等に関する条例の一部を改正する条例、議案第12号善通寺市経済振興対策融資条例の一部を改正する条例、議案第13号善通寺市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、議案第14号善通寺市手数料条例の一部を改正する条例、議案第15号善通寺市斎場条例の一部を改正する条例、議案第16号善通寺市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例、議案第17号善通寺市民プール条例の一部を改正する条例、議案第18号善通寺市民体育館条例の一部を改正する条例、議案第19号善通寺市立幼稚園保育料徴収条例の一部を改正する条例、議案第20号善通寺市火災予防条例の一部を改正する条例、議案第21号善通寺市消防手数料条例の一部を改正する条例、議案第22号善通寺市水田農業確立対策基金条例を廃止する条例、議案第23号仲多度じんかい処理組合規約の一部を改正する規約の21議案を一括議題といたします。 本案につきましては、提案理由の説明が終わっておりますので、これより大綱質疑に入ります。 ◆19番(新谷善昭君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 19番新谷善昭君              〔19番(新谷善昭君)登壇〕 ◆19番(新谷善昭君) おはようございます。 議案第16号、第19号、第23号に関連しまして、施政方針並びに一部予算にも関連があるんですが、それに関して質問いたします。 平成7年度の市長の施政方針では、市長は「本年を行政改革元年と位置づけ、行政改革大綱の策定を行うほか、定員適正化計画の策定、事務事業の見直し等を進め、地方分権の時代という流れを視野に入れ、自主的、自立的な行政改革を実施していこうとし、その指針は、小さな市役所で最大の住民福祉サービスということを目標にし、それに基づき予算を編成した」と述べております。国や県の予算と比較して財政力の微弱な本市にとって久しぶりの積極予算でもあり、かねてよりの財政再建を第一基本との考え方や、企業的感覚を重視する点や、今までの国と地方のあり方や、地方分権という立場からの転換という発想に立って予算編成されたことは高く評価できるものと言えると思います。しかし、一面この種の指針で行政を行ったとき、他市の二、三の例を見ましても、同じように小さな市役所で最大の住民福祉サービスという面では、住民福祉サービスの面が置き去りにされ、いたずらに市民負担のみが目立つ点は共通点として否めないと思います。施政方針では、高齢化、少子化時代を強調されておりますが、民生、教育など社会的に弱い立場の人たちや、生活者の視点に立った面での予算配分が軽視され、マイナスになった点は問題だと思うのですが、市長はどのように考えておられるのか、御所見をお聞かせいただきたいと思います。 最近企業的感覚の行政面への採用や受益者負担の言葉が公共料金値上げの際、当たり前のように言われる傾向がありますが、本来は税を払い、それによって市民は対価のサービスを受けるのが基本であり、空気以外は税金プラス受益者負担という考えはいかがなものでしょうか。高度な社会機構や文化生活の向上、市民ニーズの多様化など、受益者負担の導入や企業的な感覚の導入はある程度必要なことは当然だと思いますが、問題はその限度はどこまでが限度かということで、生活者の立場を重視する姿勢かどうかもそれにより判断できると思います。企業の目的は利潤の追求でありますが、行政に企業的感覚を取り入れることは必要なことですが、目的は住民福祉の増大や住民サービスの増大であります。財政再建へ市民負担増数字合わせの予算編成をし、目的の方がおろそかになったのではどうしようもありません。市長はこの点どのように考えられ、また税以外の市民負担の限度をどの程度までと考えていられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 次に、一連の公共料金の値上げの中で、議案第16、19号、23号についてお尋ねいたします。もちろんその中の一部分の値上げについては、当然だと思う点もあるのですが、今回のように大幅な一連の値上げは、十分な市民対話、つまり議会との対話が必要だと思うわけであります。当然当局は、例えばごみの値上げに対しても、一部の市民に処分経費に充てるためだとか、ごみ減量の意識の高揚など、PRや理解を求めてきた結果、提案してきたと思いますが、それはワンウェイの一方的な対話にしかすぎないと思います。議会の我々の場合は、ツーウェイの対話の必要を迫られるわけであります。余りに期間もなく短急に提案されたので、十分な市民対話はできません。それでも反対や不満の声は大きく、議会の我々にはね返ってきております。これらは十分に時間をかけ、ツーウェイの対話を重ねて提案すべきと思うのですが、その点はいかがお考えでしょうか。 その中でも声の二、三を挙げてみますと、その一つはなぜ一般廃棄物の処理手数料、つまり市民負担が64%なのか、それが適切かどうか、原価の六、七倍の20円、30円が妥当なのかどうか、坂出市の場合は1枚7円の負担であるし、同じ袋をスーパーでは9円80銭で購入できる状況をどのように考えていられるのか、これら安い袋で捨てた場合、収集するのかどうか、今でも非常に多い不法投棄がそれ以上に増してこないか。 また次は、現在ペットボトルが多く使用されておりますが、これは本来埋め立てごみで月1回しか収集していないわけでございます。これでは多く使用するとこは置き場がなくなるほど問題がたくさん起きております。この1回の回数をふやせるかどうかという問題であります。 また3番目には、最近農村地帯等に新規の団地が、10軒以上の団地でございますが、そういうようなものができつつある状況でございます。これらのごみの収集申し入れというのが相当あるわけでございますが、半年前からこういうものを収集要求してもいまだに収集できず、各自が思いのままの車で各方面へ捨てに行っている現況でございます。この点不法投棄というものが現在でもあるのに、より多発するのではないか等々、いろんな不満の声が短期間の間にはね返ってきますが、家庭の主婦は家計のやりくりからいって非常に細かいわけでありまして、20円、30円が高いという声が強いわけでございます。これだけ負担すれば学校の体育館など2つや3つはすぐ建ちますよというような説得では主婦は納得しないわけでございます。以上、3点ほどの市民の声を挙げましたが、これに対してどのように対処するのか、お答えいただきたいし、このような諸問題を十分クリアしてから、これだけはどうしても負担していただきたいというのが本筋でないかと思うわけでございますが、当局はどのように考えていられるのか、お答えいただきたいと思います。 次に、議案第19号でありますが、わずか500円の値上げで、昭和61年以来ということで、もっともらしい提案であるわけですが、国政のまずさから幼稚園の持ち出しは非常に大きなもので、500円の値上げでは焼け石に水であります。しかし、昭和61年以来見直しがなかったというわけでございますが、それは一種の怠慢と言えるかもしれません。最近では園児の減少傾向が続き、先生の余剰傾向、空き教室ができる、それらの傾向の中で市民の若い主婦の共稼ぎの傾向により、3歳児保育の要望や保育時間の延長要望は根強いものが数年前からあります。これらに対し当局は、何らかの対応や返答がないまま今日に至り、やむなく近隣市町へ子供を預けて働きに出る状況にあります。保育所との関連問題や、今すぐにたとえできなくても何らかの将来展望のないまま焼け石に水のような値上げでは、数字合わせにしかすぎない気がいたします。当局はどのように考えていられるのか、明快なお答えをいただきたいと思います。 市長は、施政方針で少子化対策を力説しておりますし、出生率の低下などを考えましたとき、高齢化対策と同様、魅力ある住みよいまちづくり、人口増のある活力あるまちづくりのためにも、500円ぽっちの値上げより前にこれらの問題を総合的な観点から答えを出すべきと思うのですが、いかがお考えでしょうか。 次に、議案第23号でございますが、仲多度じんかい処理組合の問題でございますが、従来はこれは別法人と言われていても、親議会あっての組合議会でありますので、今回のように3町が加わる問題とか、組合議会の議員の配分や地元の補償問題や導入される機種問題など、親議会への十分な情報が入り、親議会でも調査検討し、相手側の親議会とも対話を重ね今日まで比較的無難に経過してきました。当然そういう努力をしなければ、地元補償金にも負担金の変更や、議会や執行機関、組織の変更にしても、大きな予算の取り決めにしても、組合議会で決まってから親議会にかけられても、異議や否決が非常にできにくいものであります。すべて市民の負担にのしかかってくるわけでありますし、今回の議案にしても3町が加わって将来60トンの炉で大丈夫かどうかとか、58.3%の負担を背負う本市が4人というのは各市町の比率からいっておかしいのではないか、修正はできないのかどうかという問題点であります。当局の御答弁を求めます。 以上でございます。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) ただいまの19番新谷議員の御質問にお答えいたします。 まず、7年度の予算の編成における市政の基本的な方針事項に関連し、行政改革をうたう中で今年度の積極予算、その中で特に公共料金の値上げ等、いわゆる社会的生活弱者に対する配慮が欠けているのではないかと、また公共料金の値上げ等については、基本的にどういう考えかと、こういう御指摘でございますが、当然我々行政といたしましては、社会的弱者、また生活の弱者に対する十分な対応をすることは、これは自治の立つべき基本であることについては変わりはございません。さわさりながら、税金はそれぞれの能力に応じて納めていただいているわけでありますが、やはり公共料金というのは、基本的にはやはり受益者が負担をするというのが基本的立場じゃなかろうかと思います。また、その負担の額については、いわゆる能力に応じて負担できるものは負担していただくというのが基本かと考えます。自治というからには、やはり市民の皆さんと相談をして、この手数料はどうしましょうか、この金は公平にみんなで受益者負担、応能負担でやろうではないですかと、そういうことを相談しながらやってまいるのが正しい方法ではないかというように思っております。したがいまして、今後とも公共料金につきましては、毎年きちっと物価の上昇等を見ながら見直し、受益者負担、応能負担の原則に立ってやってまいりたいと思います。その中にあって当然のことでありますが、市民の皆さんの御意見を聞きながら、議会で十分御審議をいただき、その中で市民の納得する形の公共料金というものを設定する必要があるということについては、御指摘のとおりでございます。今回の値上げにつきましては、その辺について十分ツーウェイの会話ができたかどうかということについては、私自身も実は大変じくじたるものがございます。十分ではなかったというふうに反省してる点もございますが、今後はその点につきまして十分市民の意見を聞く機会をつくってまいりたいと、このように考えております。 また、じんかい処理の手数料について御指摘がございましたが、これはどういう形でじんかい処理手数料をいただくかということにつきましては、別途また委員会の方でも十分御審議をいただこうと思っておりますが、基本的には今までは無料でやっていました。じんかい処理にはどれぐらい金がかかるかといいますと、大体今後の見通しでは1つの家庭、1人当たり1キログラム、1日にごみが出るだろうというふうに考えております。そうしますと、1キロのごみを焼却するのに集めるのに約10円、焼却するのに炉の維持費が約10円、炉を建設するのに10円、大体1キロ30円かかるというのが原則になる。普通その入れる袋をどれぐらいのものにするかとなりますと、例えば3キロの袋でありますと、その袋が大体7円でございますから、この手数料を入れて10円、そのような計算になってまいります。したがいまして、1キロのごみを焼くのに30円から35円ぐらいかかるという計算になるわけであります。それを全部税金で賄う、そういう考え方もあります。しかし、全般を見回しますと、ごみを出す人、出さない人、いろいろ差があるわけであります。また、営業的にある程度一般の家庭ごみと同じように何十倍ものごみの量を毎日出される方もおられます。そういうような方々からいわゆる受益者に応じて手数料を取るのが是か非かという議論でございますが、今回はごみの減量という一つの大きな目的もございますので、それに合わせてそれぞれ応能負担をしていただく、応益負担をしていただくということによって、じんかい処理手数料を賄おうと、そういう考え方でございます。 それから、PETボトルの回収につきましては、月1回ではどうしても量がふえるがということでございますが、これは収集の回数をふやしますと、それだけいわゆる収集手数料といいますか、手間がかかるわけでございますので、その辺は市民のニーズと合わせながら、収集要領については今後検討してまいりたいと思っております。 また、小団地の収集につきましても、今までいろいろ各地で御意見を賜っておりますので、これらにつきましてもそれぞれ個別に検討をし、住民の皆さんのニーズにおこたえできるよう、市民の皆さんの御協力も得ながら進めてまいりたいと、このように考えております。 特に、当市におきましては、御案内のとおり分別収集等で衛生会の皆さんは大変な努力によりまして、市の大きな財政を投入することなく、分別収集とごみの収集が整々と行われております。これは他市に誇るべき善通寺市の市民の努力だというふうに思っております。したがいまして、市民ニーズ行政サイドの措置とよく吻合しながら、このようなことについて御不満のないように対処してまいりたいと思います。当然ごみの有料化を図りますと、当初においては不法投棄でありますとか、域外への投棄で他市に迷惑をかけるようなことも現にほかの市等でも発生しておりますので、今後それらは住民のモラル等に訴えながら、衛生会の皆さんの御協力も得ながら整々と行えるように定着を図ってまいりたいと、このように考えております。 また、議案第19号関連、幼稚園の保育料の関連でございますが、これにつきましては、これは御指摘のとおり、長い間行政サイドで全然見直さなかったという行政の怠慢、御指摘のとおりでございます。やはり年度、年度の予算を組む段階において、当該年度において公共料金をいかにするかということについては十分に検討し、議会にも御説明をし、市民の皆さんとも対話集会を開いて、その中でどうするかを決めていかなきゃいけないことでございますが、長年これを放置したということについては、まことに申しわけないことと考えております。 また、3歳児保育の要望があることについても承知いたしておりますが、幼稚園の運営については多額の経費を要します。また、3歳児保育を始めますと、それなりの教諭の確保その他問題がございまして、早急に踏み切るという段階に至っておりません。現在も検討させていただいておりますが、何とか3歳のいわゆる幼稚園児につきましては、いわゆる保育所でカバーできないだろうかというふうなこともあわせて考えてまいりたいと、このように思っております。 また、じんかい処理組合の処理についてでございますが、議員御指摘のとおり、親議会への説明、また皆さんの意見を前広に聞くということができなかった点につきましては、市長として大変責任を感じております。まず、その問題点の第1点は、地元交渉において地元の同意がなかなかとれなかった。また、現在の炉の運用状況について県等からの厳しい行政指導等もあり、県の対応、国の対応で何とか平成7年度の予算の中にこの事業を取り込むことに市としては精力を集中し、地元の議会への方の足固めといいますか、地元への踏むべき手順が十分でなかったということについては深く反省いたしているとこでございます。いずれにいたしましても、新しい焼却炉につきましては、やはり新しい組合で1市4町の合意のもとにつくってまいらなきゃいけないということが一つございます。ここで最大の問題点は、60トンの炉をつくるということについては、当初大まか決まっておりましたので、その枠についていろいろ話し合いましたが、何が問題かと申しますと、1市4町で始めるといたしましても、それぞれの市町が将来どれだけのごみをその60トンの炉に搬入するかという問題であります。したがいまして、その搬入、将来のいわゆる持ち込み量について責任を持ち、その持ち込みを予想される量について分担をするというのが基本的な路線ではないかというふうに考えます。その辺の観点に立って1市4町でいろいろ話し合いをした結果、それぞれの分担量を決め、その将来予想される投入量、または自分でそれ以上は投入しないというふうに決めた量、それについて建設費を負担し、また年度、年度においてはその枠内での投入量に対する維持費を負担すると、そういうことについての交渉に特に重点を置きまして検討いたしました。そういうことで新しい組合の規約案ができてまいったわけでございます。 その中で種々また各委員会で御説明し、御議論いただきたいと思っておりますが、例えば組合議員の数にいたしましても、やはり投入量から申しますれば、当然その負担比率によってやるのが一般の会社等の役員の数の構成でございますが、このじんかい処理施設については、従来の経緯もございまして、やはり迷惑をかける地元、立地をする地元の意見を十分に反映せよと、そういう意見が強うございまして、もし地元の意見を聞いてくれないのであれば、もううちには持ってきてくれるなと、うちは勝手にやるから善通寺は善通寺で勝手にやってくださいと、そういうような感情的な議論にまで至っておりますので、なかなか理性的な合理的な案になってない部分もございます。その辺のことにつきましても、十分委員会の方で御審議を賜りたいと、このように考えておる次第でございます。 以上でございます。 ◆19番(新谷善昭君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 19番新谷善昭君              〔19番(新谷善昭君)登壇〕 ◆19番(新谷善昭君) 大綱質疑でございますので、細かい点は各委員会で審議していただくことにしましても、一口で申しますと、今回の値上げは昭和61年から値上げしてないと、怠慢だということは認めていただいたんですが、一方でやはりそういう歳入をふやそうとして負担を強いると、それならば同じようにやはりそのころからいろんな、例えば先ほど弱い立場の人たちを見詰めていくと言いましたけども、やはりそういう例えば福祉のいろんな施策ございます。そういうようなものをやはりずうっと長年放置しているわけでございます。ほっとくということはやはりいわば後退でございます。だから、私が当初に言いましたように、そういうふうに小さな市役所、大きなサービスという面では、そういう面がどうしても置き去りといいますか、他市の例を見ましてもそういう傾向にあるから、そこら辺は大丈夫ですかと、そういう点を言ったわけでございます。言葉を変えて言いますと、短急にぽーんと市民の負担というものを、そういう負担増の予算を出してきたわけでございます。いわば季節で言いますと冬の予算といいますか、我慢してくださいよと、市民の皆さん我慢してくださいよというわけでございますが、今の時代というのはハードからソフトの時代とある意味で言われております。私は、やはりソフト面の強調といいますか、先ほど申しましたような生活者の暮らしを重視する行政が重視されてきとんでないかと、そこにウエートをある程度置いていく必要があるんでないかと言いたいわけでございます。季節の場合は冬は必ず春となるわけでございますが、負担を強いて我慢するとすれば、せめて春が来るという夢といいますか、市民の期待感といいますか、そういうふうな住民サービスの拡大の約束といいますか、そういう将来展望を示す必要があるのではなかろうかと思うのですが、そういう春が来るという展望なしにとにかく我慢してください、我慢してくださいでは、なかなか行政というのは成り立たんのでないかと、そういう感じがしますので、その点もう一度御答弁をいただきたいと思います。 それから私は、ごみ袋の件でございますが、やはり家庭の主婦は非常にきめ細かい計算をするわけでございます。坂出の例とか、そんなんスーパーに売ってると、当然恐らく市民協力、協力といいますけども、私一人ぐらいはというてやはり同じ袋であれば安い方を選ぶと、これはもう坂出が相当定着しとるといいますけれども、あそこも不燃物と2種類の袋を売っているわけですけども、不燃物の高い方の色違いの袋は同じように出してもだれも買わないわけで、そんでやはり一般の方の燃えるごみの方の安い方を使うて、もうそこへまぜ込んでほうると、それは同じようにやっぱり収集していかざるを得ないと、そういうような現況もありますし、それから確かに善通寺市の場合、リサイクル日本一ですか、世界一ですか、そういう名声を博したことがございますが、やはりそれには本当に長い時間かかって市長みずからが本当に現場へ朝早くから走り回って、そういうやはり努力の積み重ねといいますか、そういうもので今日至ってきたと思うんです。だから、やはりそういう一つの名前にかけても、やはりそういう受益者負担というのはわかるんですけども、本当に20円、30円、そういう64%ですか、そういう負担が本当にいいのかどうか、先ほど数字で幾ら経費がかかるということも示されましたけども、本当にその辺はもっと時間をかけて十分な対話を重ねてやっていかないかんのでないかと、ごみの減量化という問題が出ましたけども、やはり従来から申し上げております廃油の収集といいますか、きれいな川をつくろうとか、それからまた石けんづくり、非常にそういう要望がたくさん出てきております。見事なものが製品もできて、これは恐らくリサイクル石けんとして実際にどこへでも売れるんでないかと、そういうふうな一つの夢も私持っておりますが、そういうことも含めてもう一度検討していただけるんじゃないかと思います。 それからいま一つ、これも先ほどの市民の声の中に一つあったことは、原価が3円50銭と6円50銭いうたんですか、そういう原価で買って20円、30円を負担してもらうと言いましたけども、「それはほんならどこで買うんや」と、そういう私質問されて「何か高松の方でなかろうか」ということを言ったわけでございますが、善通寺にも地場産業の育成、育成とよく言うけども、善通寺にもそういうふうなメーカーは二、三あるんだぞと、そういうこと当たっとんかどうかと、メーカー直接やから安う買えるんでない、そういう声もあったわけでございますので、その辺も含めてひとつお答えいただきたいと思います。 以上です。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) お答えいたします。 まず、値上げ負担を市民の皆さんにお願いをするということについて、そればかりではやはり福祉その他の面について十分な配慮がなされていないじゃないかというようなこともございますが、やはり一つには今後自治を進めていく上において、町の活性化、またいろんな厳しい財政事情の中でどうやって町が活力を持っていくかということについては、一つにはやはり今までは金を使ってやっていた、例えば福祉政策等についても、市民の皆さんの御協力を得ながら市役所がしっかりものを考えて、金を使わなくてもみんなの気持ちの上でやれること、そういうことをしっかり糾合して市役所がリーダーシップをとってやってまいる。例えば老人福祉でも現在国は新ゴールドプランということで示されております。また、市も福祉計画をつくりましたが、この福祉計画をそのまま実行しようとすると、大変な数のホームヘルパーが要る、大変な数の施設が必要だ、年々の措置費は大変な額になると、そういうふうなことで財政的に本当に実行可能だろうかという問題がございます。そういうことで福祉につきましても、いわゆる財政投入をしなくても老人の皆さんの御協力により、また市民のボランティアの皆さんの協力により、また市が組織する活動力によって対処するというふうな、いわゆるソフトの面における対処というのも重要かと思います。そういう面についても十分力を入れ、いわゆるいろんな面で御負担をいただいた分については、そういうソフトの面で十分市民が納得いただけるような、そういうふうな福祉施策も進めてまいりたいと考えております。 また、住宅施策等につきましても、今までは家賃が1万円程度のいわゆる老朽の市営住宅に住んでおったけども、今度市が新しく建てかえるんであれば、仮に家賃が4万円であろうが少し頑張って入ろうと、そういうふうに市民に元気を出していただく。また、今割り増し料金を払いながら安い市営住宅に入っておられる方にも、できれば持ち家を進めていただくと、そういうふうなことで市民が町の活性化のために我々もできることは頑張ろうと、アルバイトの一つもして家賃ぐらいは稼ごうと、そういう気に皆さんがなってくれること、それが大切ではないかなというふうに考えております。したがいまして、ただ市民に一方的に財政が大変だから経費を負担してくれという値上げを押しつけるだけじゃなくて、そういう面についてもソフト面で市民と一緒に町の活性化を図るための努力をしてまいると、そういう考えで取り組んでおります。 それから、ごみの収集手数料につきましては、いろいろ御批判のあるところでございますが、現在考えておりますのは、いわゆる収集については、いわゆるこれは収集手数料としていただきますので、ごみの袋を売るわけではございません。したがいまして、ごみの袋は例えば5キロの大きい方の袋は原価7円でございますが、これはいわゆる配布手数料の3円を含めて10円程度の原価になります。そこに20円の手数料を付加して30円で買っていただこうと、こういうことでございます。したがいまして、市がお願いをするこの収集袋以外のごみ袋へ入ったごみは今後逐次収集しないようにいたしてまいりたいと思います。それもどういう方法でやるか、いろいろ今考えておりますが、市民一人一人に御協力をいただかなければできないことでありますので、定着するまでには紆余曲折があると思いますが、方向をしっかりお願いをして御協力を賜ってやってまいりたいと思っております。 それから、御指摘のとおり、この新しい形のいわゆる公害の少ないごみ袋につきましても、市内にも製造できるメーカーがございます。したがいまして、今後は調達に当たりましては、入札方式で一番安いところといいますか、最も合理的なところから調達をしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(草薙昭典君) いいですか。 ◆5番(尾崎弘君) 議長
    ○議長(草薙昭典君) 5番尾崎弘君              〔5番(尾崎 弘君)登壇〕 ◆5番(尾崎弘君) おはようございます。 大綱質問を行いますが、19番(新谷)議員さんに重複する点もあろうかと思いますが、お聞きいただきたいと思います。 主に議案第16号、議案第23号について行います。 まず、使用料手数料の改正について全般的な考えをお伺いいたしたいと思います。今議会は使用料手数料の値上げ議会と言ってもよいほど各種の値上げが提案されました。私は、市民が市役所から受ける受益に対して、それなりに条例を改正して市民に負担をしていただくことについては賛成いたします。しかし、それには事前に十分な検討、研究が必要でないかと思います。当局も今回の値上げについて十分検討されたと思いますが、市長さんの平成7年度の施政方針を繰り返して読んでみますと、小さな市役所、それには事務事業の見直し、定員適正化の見直しなど多くの改革が平成7年度に行われようといたしております。私は、これらの検討がなされた後にやむを得ない事項は平成8年度からの値上げでもよかったのではないでしょうか。このことにつきましてお伺いを申し上げたいと思います。 特に、議案第16号の廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例のうち、し尿くみ取り料の値上げについてお伺いいたします。し尿処理費は、平成7年度2億81万5,000円で、昨年より1,457万6,000円の増となっており、中讃環境衛生組合負担金が1億4,228万4,000円で、約3,000万円ふえております。また、下水道の利用者がふえているにもかかわらず、し尿処理費が増加していることは企業努力が足らないのではないかと思います。し尿処理、ごみ収集はいつまで市役所が行うのか、琴平町のし尿処理は業者に委託しているようだが、私にはどちらの方法がよいかわかりませんが、当局は今後どのように考えているのか、お伺いをいたしたいと思います。 次に、議案第23号仲多度じんかい処理組合規約の一部を改正する規約についてお伺いいたします。宮下市長さんは、市長就任直後からじんかい焼却場の建てかえの事前準備に組合長として大変努力されていることにつきましては、敬意を表したいと思います。ところで、現在1市1町で運営しているじんかい処理組合が急遽仲多度環境保全組合という名のもとに1市4町に改めるということでございますが、一部改正という字句で内容的には組織の再編であります。重要視される問題であると思います。なぜゆえに急遽1市4町の組織にしなければならないのか、現状のように満濃町、仲南町、琴南町は受託処理方法にして必要経費は負担してもらう方法が考えられなかったのか、お伺いいたします。 次に、新しく組織される組合議会の市町への定数配分が善通寺市4名、琴平町4名、満濃町2名、琴南町2名、仲南町2名となっておりますが、これらの市町への議員定数配分の積算した根拠は何かお伺いいたします。私は、新設される60トンの施設費の市町の持ち分からすると本市は58.3%と聞いております。全体の2分の1を超えており、市町の組合議員定数が琴平、満濃、琴南、仲南の建設費の持ち分からして平等性を欠くと思われますが、当局のお考えをお伺いして大綱質問を終わります。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) ただいまの5番(尾崎)議員さんの御質問にお答えを申し上げます。 まず、手数料改正につきましては、御指摘のとおり、事前の検討、または事前の十分な説明等が不十分ではないかという御指摘でございますが、御指摘の点につきましては、私もそのように感じております。実は、昨年来検討してまいりましたが、このような手数料値上げにつきましては、市当局といたしましても長年やってきてなかったということございますので、どのようなステップで市民に説明をし、どの段階で議員の皆さんに御理解をいただくかという、いわゆる事務方の手順、これが必ずしも適切ではなかったというふうに私自身も反省いたしております。今後はこういうことにつきましては、前広にもう少しきちっとした措置をする必要があるというふうに考えておりまして、今回の御審議に御迷惑をかけることにつきまして、まずおわびを申し上げます。 それから、し尿処理の経費につきましては、これは昨年度に比べましてことし処理費が3,000万円ふえておりますが、これは多度津につくりました新しい処理施設のいわゆる元利の支払いが本年度から始まりますので、その分負担金がふえておるということでございます。 それから、し尿処理の部外委託につきましては、現在それらの自治体でもう既に70%近くの自治体が、し尿処理については一般の業者に委託をして、市が直営でやってるというところはもう30%ぐらいになってきております。これは時代の趨勢かなと、いずれでやるのが経済的であるかということは、当然一般の民間業者に委託することが経済的であることについては申すまでもございません。当市につきましては、市が直営でやっております。また、そのための職員も抱えておりますので、これらにつきましては職員の処遇その他も含めながら、今後最も経済的な方法で対処してまいりたいと、このように考えております。これも本年度から本年度1年かけて実施いたします行政改革の中での一つの重要な検討項目として検討させていただきたいと、このように考えております。 それから、じんかい処理組合の関連でございますが、なぜこの時期に1市4町にしなければならなかったかということにつきましては、この前の議会でも少し触れさせていただきましたが、現在の3町に対する委託方式、これをこのまま継承した場合にどういうところが問題かと申しますと、このじんかい処理施設をつくる場合に、1トンの焼却能力を建設するのに5,000万円の金がかかるわけですね。したがいまして、大きな炉をつくっておいて何ぼでも持っていらっしゃいと、いつでも引き受けますよということで、その建設にかかわる経費分ぐらいは大目に負担してもらって引き受けることもできないことはないわけです。しかしながら、今委託を受けてる3町が向こう15年間にわたって一体どれぐらい持ってくるんですかというふうなことを、これは予約をするわけにもまいりません。これはやはり投入をする市町が将来予測を立てて責任を持って決めてもらわなきゃいけないことであります。そういうことでございますので、当市と琴平町の場合も60トンの炉をつくるんであれば、そのうち何トン分は自分とこが負担をし、15年後を見込んでその量までは自分で責任を持とうと、こういう投入量、投入予測量と申しますか、それをある程度固めるために、どうしてもやはり1市4町で建設段階から建設費の負担という立場からやはり共同してやることがどうしても必要不可欠になってまいりました。そういうことで委託方式ではなくて、当初から組合に入っていただいて、それぞれ建設段階から量について責任を持って新しい炉をつくりましょうということで変えてまいったわけでございます。 それから、議員定数につきましては、御指摘のとおり、善通寺市が50%、琴平が25%程度、満濃は5トンでございますから60分の5、仲南、琴南は1.5トンずつございますから、せいぜい二、三%という出資比率でございます。したがいまして、当然のことながら一般の株式会社であればその出資金に応じて役員を決めるというのが普通のようでございますが、今回の場合いろいろ議論いたしました。今まで1市1町で5人ずつの議員でやっておりました。今度は1市4町になるわけでありますから、善通寺側の市長といたしましては当然たくさん負担するんだから議員は5人ぐらいにすべきであると、琴平は本来は投入量からいえば2人ぐらいだけども、地元だから1人ふやして3人でどうだと、満濃は5トンだから2人ぐらいでどうだと、仲南、琴南は1人ずつでどうだという議論をいろいろ繰り返してまいりましたが、一つには多度津にいわゆる中讃の組合がございます。これは多度津町が地元でございますので、一応管理運営を担当するような形になっておりまして、あそこの組合も多度津町と善通寺市の場合は議員の数は同じでございます。丸亀も倍ぐらい負担しておりますが、議員の数は同じと、そういう前例もあり、どうしても琴平としては地元で引き受けるんだから、地元の住民に迷惑がかかるんだから、ひとつ琴平の言い分もよく聞いてもらわな困ると、善通寺はごみを持ってきて焼くだけやないかと、そういうふうな御意見もございまして、最終的には4、4でどうだろうということになりました。あと満濃の2については問題なかったわけでありますが、地元の仲南がおれんとこも公害をこうむっとんだと、だから組合を介して今後ともいろいろ物を申さないかん立場だから、議員1人ではいかんと2人にしてくれと、こういう意見でございました。そこを2人にするとどうしても琴南の方も1人というわけにはまいらん。そういうことでその形、そういう妥協の産物といいますか、そういういろんな話し合いの中で、4、4、2、2、2という形の議員定数が一応案として固まったわけでございます。ただ、これを善通寺の言い分を通して、じゃあ善通寺あと1人ふやせということになりますと、琴平もやっぱり1人ふやすというようなことになりまして、どうしても水かけ論で理路整然とした仕分けがなかなかできないというのが実情でございます。そういうことで今のような議員定数案になっております。一つには、中讃の環境組合の前例もあるというふうなことで、関係町も非常に強行に主張いたしておりまして、こういう案に落ち着いたと、そういうことが経緯でございますので、御理解を賜りたいと思います。 ◆5番(尾崎弘君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 5番尾崎弘君              〔5番(尾崎 弘君)登壇〕 ◆5番(尾崎弘君) 大綱質問でございますので、これ以上申し上げませんが、私は質問いたしました条例はいずれも教育民生委員会に付託審議されると思いますが、特に使用料手数料の改正について、何が何でも絶対反対する立場で質問したのではありません。市民に理解と説明ができるよう十分審議されることをお願い申し上げまして、大綱質疑を終わります。 ◆20番(高田照男君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 20番高田照男君              〔20番(高田照男君)登壇〕 ◆20番(高田照男君) 先ほどからの質問に対する市長の答弁で大体こうわかってきたわけであります。しかし、いつの時期か、前にもこのぐらい値上げした問題が固まった時期が、私の議員経験の中にでも二、三回あります。そのときにお互い論議してきたことは、やはりみんなが平等にかぶるものについては税金に含まれておるのではないか。それそれが違う特定されてない分については、原則として応益の原則で行くべきでないかと、こういうような論議を何回も繰り返してきたわけです。しかし、最終的には済まんけど、この市政懇談会等で値上げするにしても一遍も出て来んではないかと、そこで市民納得を得るべきやのに、カーブミラーがどうの、ガードレールがどうのというばっかり出てきたと、その点やっぱり政策形成過程で値上げの問題をはっきりと述べて、市民が納得すればそれはそれなりによいのではないかと、こういうような論議であります。その点については宮下市長は堂々とまあ袋100円にしてもええというような話をして、その中であんまり反対が出んのはちょっと私不思議な様相だとこう思っとるわけですが、そういう意味でやっぱり市長が先ほどから言われる住民自治の原則は確かに納得の誠意でありますから、私は値上げするいうてだれもよっしゃよっしゃ言うて両手を挙げて賛成する市民はいないと思います。しかしながら、政治全体の中で港なし、ギャンブルなし、企業なしの善通寺が限りなく出てくる市民ニーズにどうこたえるかということが市民に訴えていけば、それはそれなりに協力体制が出てくると思うんでありますから、もうそういう市民納得の方法について今後ひとつ当局に御努力をいただきたいということであります。 それから次は、国保の問題ですが、これはちょっとお聞きするので、国保を上げるのが反対とか賛成とかいろんな論議以前に、国民健康保険法そのものの条文は50対50にすべきであると、これ書かれておるわけで、その中でいろいろと低所得者に迷惑をかけたらいかんということで応能応益のバランスが崩れておるというのが原則でありますから、ええか悪いかという論議は、これはむしろ私は国保そのものがなぜ最低県単位にしないのかということであります。これはやっぱり金のあるとこは安くできるぞと、金のないところは高くせいと、こういうような制度が問題がありますから、やっぱり標準税率制に持っていけば、税金と同じような格好になります。もうそういう点で私はやっぱり将来ともにこの問題はもう標準税率にして、法律で決まればここでどう取り扱うかという方向に変えなきゃ、そのために市町単位がだめというんなら、国保は県単位にすると、今のように県が一つも金を持っとらん、ただ国から来た金をぐるうっとまわして持ってきて、持ってきたような顔をしておるようではどうにもなりゃせんから、そういう方向も将来目指していかなければ、今の恐らく国保の改正というのは、この50対50で守らなければ恐らくペナルティー的な法律ができ上がってきよるように思います。その辺の動きについても知っておればお知らせをいただきたい。 それから、これ一つお聞きしたいのは、病院を老人ホームのように考えて長期入院しとるのがおるのかおらんのか、その辺の数がわかればお知らせをいただきたいと思います。 次に、廃掃法の問題ですが、もう私は確かにリサイクル日本一と褒められてやっておる、この大事業については敬意を表するもんであるし、外に誇れるもんであります。ところが、今道路の周辺はもうまさに缶々の捨て場であります。田舎の方の高速道の下へ入って行けば、横の溝にまた缶々だらけ、こういうような状況からいくと、もうそろそろ製造物責任のデポジット制に変えるべき時期が来とるのではないかと、もう全部ほんなら10円こう高うなっていくようなことになりますけれども、缶々は全部製造業者の方へ返っていく。こういうもうデポジット制を採用しなければ抜本的解決はないと思うんでありますが、それに対する御見解を承りたいと思います。 それから、じんかいの問題については、まあ大体わかりつつあると思います。しかし私は、これも原則があります。昔から一部事務組合と、それから広域行政を採用した場合については、その事務はその行政から外せるという法の原則があります。したがって、もう相談を受けなくとも文句は言えんという格好にはなっておるんでありますけれども、ただ親議会にかかってくるときに、予算の修正もできません。それから、今度出ておるあの規約にしても同しものが全地域で出とるわけですから、善通寺だけで修正ということはこれは絶対できません。そうなると、予算も規約改正もそのまま本会議で認めざるを得ないとするんなら、事務から外れておるけど、事前にやっぱり説明があってしかるべしというのが我々議員の考え方であります。そういう点をひとつ市長の御見解を承っておきたいと思います。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) ただいまの20番高田議員の御質問にお答えいたします。 手数料につきましては、御指摘のとおり、やはり政策形成過程において市民に十分御納得いただけるような手続を踏むべき、まさに御指摘のとおりでありまして、今回先ほども申し上げましたように、今回の提案までの経緯につきましては、当局としては大いに反省をいたしております。 2つ目の国保に関連いたしまして、これは国の指導的考えとしては、やはり応能応益50、50というのが基準でございます。これも本当は国の方で決めてくれれば我々は大変楽なんでございますが、それぞれの地方自治体の自主性という名目のもとに、それぞれやりなさいと、そう言いながらやはり65、35にせんとペナルティーを科すぞというふうなおどしをかけるということで、極めてこそくな指導方法でありますが、しかし、いずれにいたしましても、結果的に市がいわゆる不利益をこうむらないように、市民の皆さんの御理解をいただきながら、今回65、35と国の指導基準に近づけてまいりたい。それが一番結果的には市民の負担が軽くて成果が大きいということになりますので、そのようなことで今回見直させていただいております。 それから、空き缶回収の問題でございますが、これは全国的な問題でございまして、現在国としてもいろいろ検討されておりますが、関係省庁が多うございまして、なかなか一本にまとまりません。しかし、いずれ近い将来には多分この回収条例の法律ができまして、製造者負担ということで回収が促進されるものと期待しております。しかし、いずれにいたしましても、やはりこれはいわゆる市民のモラルの問題、個々のモラルの問題でございますが、このモラルの問題をどういうふうにするか、これは教育まで原点をさかのぼって子供のしつけから始まらなきゃいけないような問題かと思っておりますので、ただ市を美しくする運動ぐらいで年に一、二回拾ってみてもなかなか成果が上がらない。大変頭の痛い問題でございますが、引き続き皆さんお知恵を拝借しながら対応してまいりたいと思います。 それから、一部事務組合につきましては、御指摘のとおりでございます。ただし私は、いろいろの組合に関係しておりますが、やはり今後例えば組合ができた後におきましても、その事務組合を合理的かつ経済的に運営するために、もう少しけんけんがくがく議論があってもいいんではないかと、組合の中で、組合側が出してくる案そのままで事前にほとんど審議もないままやっておるというようなこともいかがなものかなと思っております。特に、財政再建等を踏まえた場合に、組合の支出といえどももう少し合理化する必要がある部分があるので今後はそういうことが必要だと思います。しかし、今回の規約修正につきましては、大変申しわけなかったんでございますが、やはり何としても早くこの事業に着手しないといかんということを焦る余りにそういうステップを踏まなかったこと、大変申しわけないと思っております。今後につきましては、前広に御検討いただくように処置してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(草薙昭典君) ほかに質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(草薙昭典君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 議案第30号から議案第35号まで ○議長(草薙昭典君) 日程第3、議案第30号平成7年度善通寺市一般会計予算、議案第31号平成7年度善通寺市特別会計老人保健予算、議案第32号平成7年度善通寺市特別会計国民健康保険予算、議案第33号平成7年度善通寺市特別会計自動車教習所予算、議案第34号平成7年度善通寺市特別会計下水道予算、議案第35号平成7年度善通寺市水道事業会計予算を一括議題といたします。 本案につきましては、提案理由の説明が終わっておりますので、これより大綱質疑に入ります。 ◆20番(高田照男君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 20番高田照男君              〔20番(高田照男君)登壇〕 ◆20番(高田照男君) 一般会計予算について質問いたします。 私は、毎年同しでありますが、今議会については一般質問を行いません。したがって、予算全般にわたる中で、どうしても市長の施政方針等は総務にかかわってきますけれども、それをのけてしもたら、これ何にもなりませんので、その辺はひとつ議長の方で御理解をいただきたいと思います。 まず最初に、いろいろとこう書いてありますけど、その前段として施政方針を聞きまして、どうもこれ市長さんが変われば市政が変わるというにおいが出てこないような気がしましたけど、聞いておりまして。どうもこれ前のだれか書くのか知りませんけれども、一つっもこれ、1、健康で幸せに暮らせる町、2、豊かな人間性をはぐくむ町、3、活力ある地域産業の進む町、4、快適でゆとりある住みよい町、5、心の通う町、今までとずっとそっくりだ、そっくり一緒であります。しかしまた、その中で市長さんの考え方がそれはそれなりに区分じゃから大したお題が出ると思ったんですが、どうもこの市長が一番好かんであろう美辞麗句、形容詞がようけ出てきますね、これ。どうも政治というのは、美辞麗句、形容詞はどうもあんまりすると中身がないときにこれ出てくるわけでありますから、やっぱりもう少しこの美辞、こういうなんこれをのけて、市長の英知と判断力、実行力がこう見えるような簡明率直なやっぱりこう施政方針というものを願えればと思うんですが、いろんな市長さんもお忙しいから、ちょっと素案をいらう時間がなかったのではないかという気もするんでありますが、その辺ひとつ市長さんの考えがずばっと出るような施政方針に将来は考えてもらいたいということを前段に申し上げておきます。 さて、平成7年度の一般会計予算ですが、予算規模、総額118億3,500万円、前年対比5.8%増で、この数字を見ればまさに積極予算と言わざるを得ないのである。ところが、内容的にはいろいろと要望した点も大体入っておりますし、新規事業も多く見られます。ただし、その中身がやはり市民ニーズというものが多いために、公共料金の値上げと平均10%の経費削減を原資としてつくられておるのがこの予算だと思う。したがって、この考え方からいくと、これ緊縮予算であります。見えるけれど現実はそれ。そこで私は、一つ問題点をお聞きしたいんですが、重点事業のうち市営住宅と下水道事業は現在のところ、市長さんは先でやるがと言うけど、私が生きとるうちにはできそうにないんで、現在のところ農村部と余り関係のない都市計画事業と言えるのであります。ところが都市計画税というものは、全市からこう徴収して山の頂上、櫛梨名前を出しちゃいかんね、ある地域の山の頂上までこう取っておる。それで、そのまた、そして都市計画とは裏腹の関係です。まさに正反対とも言える農業振興地域の指定も受けておるのが現状であります。それでここは開発制限が適用されてくる。そして、前から私もこの話は何遍も言ったんですが、都市計画税徴収の根拠というものが、新都市計画法ができるときに、新法施行の際、「現に旧法の規定により決定されている都市計画区域及び都市計画は、それぞれ新法の規定による都市計画区域または新法の規定による都市計画とみなす」という1項があります。それはまあ当面しばらくの間ということで、善通寺町が全部都市計画やったから、地域やったから、入ってきたときはもう全部だというて、この法の適用で今来とるわけであります。 もう一点は、地方税法の702条で、「市町村は都市計画法に基づいて行う都市計画事業、または土地区画整理法に基づいて行う土地区画整理事業に当てるため、当該市町村の区域で都市計画法第5条の規定による都市計画区域として指定されたもののうち、市街化区域、市街化区域に所在する土地、家屋に対し都市計画税を課することができる」。こうなると農振のこの法律からいくと、農振地帯は都市計画税が取れないということになります。ところが、またこれ抜け道があるんですね、市街化区域に指定されていない場合は、同条例で定めた地域との読みかえ規定というのがありまして、都市計画法第2条を準用して市内全域から都市計画税を徴収しとるのは、この読みかえでいくわけです、都市計画の区域がないときには今までどおりでいきますよというが、今までどおり都市計画がいくとすれば、全市都市計画税が取れますという、こういう根拠であります。 もう一つ、ところがそのときの論議は何回も繰り返しました。最初の論議のときは当分の間と、善通寺市が都市計画に指定されるまでの間というのが一つでありました。それからもう一つは、それが何ぼ待っても指定されることがないので、どこでやるかだ、用途指定をするときには考えないかんでありましょうと、こういう答弁を今まで繰り返してきたんであります。ところが、用途地域は指定されました。ただ、これ聞いてみると、下水をつけるためにしたんだと、こういう答弁。ところで、今度また何か新用途地域指定ですか、出てきとるようだ、もうこの段階でこの問題にけりをつけなければ、まあ農道舗装をちょっと5%増した、土地改良事業を5%増したということで、もう法的に当分の間が25年は長過ぎるという、当分の間であります。この辺について私は、やっぱりその25年前の特例の読みかえ規定で今後ともにやるつもりなのか、その点についての御見解を承りたいのであります。 次に、財政構造の健全化ということで、市長さんの考え、独特な考え方がずうっと出ております。それで、私がそこで心配するのは、確かに市営住宅が建っておるから、それはそれなりに考えられると思いますが、あんまりこう緊縮、緊縮、値上げ、値上げだけいくと、市政全般がこう沈滞をしてしもて、デフレ傾向というような市の状態になりゃあせんかという懸念があります。したがって私は、財政構造の健全化とは、財政収支比率を健全にしていくことだと思います。これはだれも否定しません。そのためには一般財源をふやしていくほかに手がないと思うんであります。今まではこの点に関して、まさに無為無策であったように思います。企業誘致、地場産業の育成、町の活性化等の対策がもっと真剣に考えなきゃならんと思うんでありますが、このような取り組みについてのお考えを承りたいと思うのであります。 これは先ほどそちらの方がどっかで言われましたが、19番(新谷)ですか、やっぱり公共料金の引き上げと緊縮ムードの予算の中から、将来への展望と希望と夢を出せというても甚だ無理であります。今19番(新谷)さんが言われましたが、「冬来りなば春遠からじ」という言葉があります。市長さんの言われるとおり、北風の吹く善通寺市の現実はお互い認めざるを得ません。しかし、この北風がいつおさまるのか、そしてその後にどのような期待が持てるのか、平成7年度予算が新しい10年の始まりと位置づけておるようでありますので、将来に対する市長さんの豊富をひとつお聞かせ願いたいと思うのです。私は、今まで何回もこれは申し上げてきましたが、確かに市長さんも言われるように、物の豊かさというものが当面望めないのなら、心の豊かさで補っていく努力が必要だということは、これも私は賛成いたします。高速交通時代の到来した現在、当然生活の文化向上が志向されなければならんのであります。そのために金がなければ市民の知恵をかりる。また、職員の思考と努力で補っていく。金を乗り越えたエネルギーというものを市民の中からどう引き出していくのか、それがなければ萎縮した予算ということで活性化は生まれないと思います。町の活性化をつくり出していくリーダーシップというものは、当然宮下市長さんを先頭にして行政の活性化の創造から始まると思います。そして、市民に対して21世紀へ向けて夢と期待を持たせることが大切だと思いますので、その辺についてのお考えも承りたい。 次に、具体的な問題で、中小企業と言われる、まあ零細企業ですか、商店対策であります。何かこの市長の施政方針を読んでおりますと、大手スーパーが善通寺市へできると、雇用の確保と本市の活性化が図られるとしとんであります。ところが、今までの過程を見てみると、大型スーパーができるごとに市の商店街は衰微を繰り返すようでございます。何かひとり名案があるのかどうか。私はやっぱり前々から申し上げてきたのは、大型店舗をむしろ市街地へ持ってきて、そこで小売商店との交流を図る中で町の活性化を図るべきと思うた。ところが、もう町の方の建物はパチンコ屋になってもスーパーはそこへ来なかった。田んぼの真ん中へばっかりでき上がってくる。町の店は衰微の一途をたどっておる。私は、やっぱり大阪の心斎橋のデパートが2つ並んどるね、そごう、大丸ですか。それから向こうの高松の三越と丸亀町の共存共栄関係、ああいうものを考えなければ、私は今度天満屋ができたときに、もうこれでとどめを刺されるのではないかということは何遍も申し上げておるとおりであります。私は、やっぱりかといってこの町の活性化にこれ役割を果たしておらんとはこれ言えんのでありますが、ただ町の活性化というのは、商店街がにぎやかかどうかでその町の活性化を判断されます。だから、スーパーようけ行っとるがいうて、赤門はがらあきじゃと、こう。これで町の活性化とはなりがたいと思うんであります。そういうことで、確かに大型店というのは品物が多いから便利やし、しかし私はもう年寄りやと言われますけれども、昔その辺にある店でそれが何とコミュニティーの場になっておった、あの店のあり方というものは貴重な存在ではないかと思うのでありますから、その辺で共存共栄に対してどうなるのか、市長さんも言われておるように、市街地商店街対策としては駐車場問題及び門前町としての機能を高め、市民に気軽に、そして観光客にも受け入れられる商業地域をつくりたいと言われておりますので、その辺に対して私、夢でも結構ですから、私たちは夢でも協力いたしますから、ひとつ考え方を出してもらいたいと思うのであります。 今申し上げたように、やはり私はまだあれがあったからつぶれた、これが来たからどうではなしに、やっぱり私は今も申し上げたように、共存共栄施策として何があるかを検討してみたいと思いますし、そちらの考えも聞きたい。 次、農業政策であります。 今までの農業施策というのは、まあ皆それそれ努力はしておりますけれども、どうも予算の内容を見よりますと、国、県の補助事業がトンネルをくぐってここへ着いたと、これから余り出てないように思います。市の独自な農業政策とは何か、それがどうもあんまり見えてきません。そこへ米の自由化を契機にいたしまして、米退治、農家つぶしが始まると思います。それで一方ではまた選挙が来ますと、国家経済の基幹産業が農業やというて、おだて上げてくれる国会議員もおります。しかし、食糧安保の建前からどうしても自給率の向上というものは上げなければならんと思います。それから、前々から言っておる田園都市構想というような農村と都市のよいところを合わせ持つもので考えなければ、この田園都市構想はまとまらないと思います。したがって、私はもう何回も言ったことをちょっとこうまとめてみますけれども、やっぱり観光農業ということへ、例えばイチゴや果物がこう上へ伸びるんじゃなしに、横にこう上の方で果物がほうて、その下でバーベキューをやるとか、そういうふうな意味の観光農業への転換はできるのであろうかどうか。それから、売る花も、もうけの花もええんですが、その花がいっぱいに咲いて観光資源にもなるというような花のつくり方というものはないのであろうか。それから、私はもう5遍ぐらい言ったんですが、レンゲ植えて、その上でバーベキューをやってもええのではないかということですから、今農業が生き残っていく作戦をどうやっていくのか、一村一品運動のようなことを校区ごとに考えていく必要もあるのではないか。そういうな独自性を持った農政の展開が必要と思うのであります。今後の農業施策についてお知らせをいただきたいと思います。 次に、観光行政であります。 総本山善通寺を唯一の観光資源と考えておると、どうもこう幅が広がりません。やっぱり新しい観光資源をつくり出していくためには、民間活力の利用ということがもう最大限の問題であろうと思うんです。魅力あるまちづくりのためには、当然地域ごとの地域デザインが必要でありまして、東京の文化や大阪の文化や研修に行て、向こうがしよったと、そんな物まねでは私は善通寺に独特の文化は生まれんと思います。私もこの前まちづくりの先達と言われた大分県の湯布院へ行ってきました。まあびっくりしたんでありますが、我々の想像しておった素朴な湯布院はもうありません、これ。もうまさに我々が言ってきたことは、素朴な地域に根差した泥臭い文化の香りというものを求めて湯布院をこれはモデルにしとったんですが、このごろ行きますと、300万人とかの人間がやってきたきり、ついでのその人間が商業化と都市化の風も持ち込んだと、まああちらの人の言うこと、そう言うんであります。昔の湯布院らしさが失われてしまったということです。私は、やっぱりこの昔の湯布院のような素朴さ、泥臭さが善通寺が見習うべきことではないかと思います。 自然や町並みは一度ぶち壊したら二度と戻ってきません。本市独特の文化である真魚の里としての自然と文化財、古い建物のある町並みをどう生かしていくのか。それから、木や花のある花街道、これはどうも今度大門通りからばあっとこうやってくれるようでありますが、花街道。休耕田を利用したショウブ園、ハスの花園、菜種、レンゲ、タンポポの復元、こういう庭園、観賞木万能から実のなる木へ変わっていく萩市のような考え方も家庭庭園のあり方がないのであろうか。また、昔から言う私が何遍も申し上げるお大師さんとサンショウちゅうのは関係があるじゃろから、精進料理とサンショウも関係あるし、まあそういうようなサンショウを方々につくって、サンショウを使った精進料理というものを考えたらどうかということも申し上げてきました。そして、年寄りの古老の意見を聞いて、昔あって今ないものを今つくり上げて、ふるさと土産としてやるかどうかであります。それから、私は何回言ってもできませんが、一遍検討してもらいたいのは、夏なら夏の夜市を露店商の力をかりてやるとこまではええんですが、電気やめて、アセチレンガスでやったらどうじゃろかと思う。そうすると、これはあのにおいというものにはお互い郷愁がありますから、もう案外全国的なものになっていくのではないか。そしてまた、自発的に市民がつくり上げていくイベントというものをここでどう育てていくか、これが私はこれからの善通寺に必要と思うのであります。要は、人々が生き生きとして生活をする町をつくることが本当の意味の活性化であります。私はそう難しいことではないと思います。素朴で泥臭い文化の中に、弘法大師の文化と昔の古ーい時代の善通寺の真魚の里であった善通寺の古い顔と、こううまくミックスをした善通寺独特のものがつくれないかということであります。それから、イベントというのは何かの本に書いてありましたが、大体イベントいうたら1回限りで終わるのがイベントやと言うんだそうであります。祭りというのは、地域の共同体が自然発生的につくり上げて、季節に合わせてこうずうっと長年繰り返していくもんだと言われます。したがって、形式的になっている祭りを本当の意味の伝承文化に変えていったらどうか、これは隣の物まねではありませんが、この間詫間へ行きましたら、あそこは花と浦島の里と名づけて、花いっぱい運動をやっております。まず、町が休耕田を借りてきまして、4アールのとこの休耕田にみんなが奉仕してキンセンカ2万本植えたようであります。これが咲いたら随分派手だと言われております。また、別の4アールにはマーガレット、2アールには除虫菊、ヒマワリ、ショウブ、これを植えて四季を通じる花の園をつくって、花と浦島の里のキャッチフレーズにしていくと言われとる。花と空海の里づくりというものができないかどうかもひとつ検討してもらいたいと思う。 それから次に、教育行政であります。 これは私が教育行政を申し上げるのは、この前の議会で大分出ましたから、改めてそのことは申し上げません。しかし、私は今から8年前ですか、東京中野の富士見中学で同しような問題が起きたはずや、いじめで死んだ、そのときに全国的にこのいじめは人権問題だから根絶をしなきゃならんと誓い合ったんであります。本当ならあのときの誓いが守られたら、今の愛知県の西尾市は起きなかったんであります。ただ、西尾市が遺書があってセンセーショナルで、だからそこでまた改めてわいわいわいわい言いかけたということについては、ちょっと問題がある。やっぱり今度こそは、だから、かといってこう来たんですから、今度こそはぜひとももう根絶をして再びいじめで自殺が出ないような環境というものをつくり上げてもらいたい。そのためにはもう人のうわさも75日で、もう済んだらまた来年が来たらいじめ110番もかかってこうへんし、もうなしになったんであろうかと、こういうなったらだめで根本からいじめがなくするようにひとつよろしくお願いをしたいと思います。 それから次に、危機管理の問題であります。 なかなか市長さん何でも早うやられるので、市報を読んでおりますと、直ちにもう取り組んで善通寺市としては地震の場合、震度5以上であれば、市の職員が直ちに避難場所に、あらかじめ指定された場所に出動して避難所の点検、救援活動、消火活動、いつでも対応できるよう計画をしておるようであります。この前提が神戸で崩れたんであります。まず、避難所が公民館までひっくるめてあれが地震で壊れない保証は一体どこにあるのかどうか。それから、市の職員が災害に遭うた場合、また災害で家が壊れ、果たしてそこの場所へ行けるのであろうかどうか、その危機管理については今問題でありますから、その辺はひとつもう神戸でできた教訓が香川だってないとは限りませんので、その辺について危機管理について、もっとやっぱりこう突っ込んだ対策というものをお願いをしたいと思います。 あともう細かいことだけ、箇条書きにちょっと余分ですから申し上げておきますが、市長の施政方針の中にですか、予算の提案かなんかに老人スポーツ大会の参加者の拡大とか、書かれております。これは私、老人会長になっていまだちょっと驚いたんですが、もう33名という人間を指定されとるわけね、これ、部長。大体校区から33名、それ以上出てくんなら、自己負担で出てこいと、これが今のスポーツ大会でありますから、これ市長が施政方針にあるように、老人スポーツ大会の参加者の拡充って言われる以上は、予算の中で何かその33名の制限取っ払ったことが予算にのっとんじゃないかと思うんで、その辺がちょっとあればお知らせいただきたいと思う。 それから、在宅介護支援研究事業補助金、老人健康度、いや、健やか度ですか、健やか度チェック事業は具体的にどんなものか、これを聞きたい。 それから、子供が輝く町、これええ言葉やなあ、これは関心しましたね、これ。子供が輝く町、子供の目がきらきらと輝いとると思いますが、そのための予算措置として、いや考え方として、母親同士の自主グループをつくると書いてありますけれども、その辺について予算の上に一体それがどうなっとんのか、それともただボランティアでやろうとしとんのか、その辺についてちょっとわかりませんので、お願いしたい。 それから、危機管理の中で、市内各所の排水路の整備が出てきますが、これ今まで農業用水で特に役目が終わって用悪水路ということになった場合、やっぱり我々の自己負担を出さなければ直してくれません。ところが、それは悪水だけの役割しか果たしてないんですが、わざわざ今度防災対策として市内各所の排水路の整備をしたいというのなら、この排水路、悪水路というものは、市がひとつ管理してやってくれるのかどうか、その辺をお尋ねして終わりたいと思います。どうぞよろしく。              (「議長、休憩」と呼ぶ者あり) ○議長(草薙昭典君) 暫時休憩いたします。再開11時。              ─────────              午前10時27分 休憩              午前11時01分 再開              ───────── ○議長(草薙昭典君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) 20番高田議員の御質問にお答えを申し上げます。 施政方針の関係の整理の仕方でございますが、どうも美辞麗句が多くて中身が具体的でないという御指摘でございますが、当市には既に長期の振興計画がございます。また、老人福祉計画、また市営住宅の建てかえのマスタープラン等ございまして、平成7年度はとりあえず従来ある計画の継承という形で整理をさせていただきました。先ほど申し上げましたように、平成7年度におきましては、行政改革、それに当然財政再建計画も踏まえまして、これらの長期計画等を見直し、平成8年度からは御指摘のように中身がはっきりわかる方針に整理をして皆さんの御理解を賜りたいと、このように思っております。 それから、予算についてでございますが、特に都市計画税について御質疑がございましたが、都市計画税につきましては、違法ではございませんが、農振地域と都市計画税を賦課する地域がこう重複してるというのは、一見御理解難しい点もございまして、かねていろいろと御議論のあるとこでございます。ただし、この都市計画税で御協力いただいております税金の使い道につきましては、当面一番重要な点はじんかい処理施設の建設費に充当する。これは都市計画の一環でございます。したがいまして、都市計画というのは、町中の整備ということではなくて、いわゆる都市型の生活をする地域全般の皆さんの益になるような使い方ということでございます。そして、当市にとりましては、この都市計画税は大変重要な財源になっておりますので、これを現段階で外すということについては、大変苦しいことかというふうに考えております。また、今から10年先に向けて国の補助金等があるうちに着手をしておかなきゃならないと考えられます駅前の開発の事業、またふるさとの道つくりの事業、これらの事業にもこれらの税も充当してまいりたいと、このように考えておりますので、御意見を踏まえながら、さらに市民の皆さんに御納得いただけるような説明ぶり、また内容等について検討していただきたいと思っております。御案内のとおり、都市計画税につきましては、最大3%まで賦課しておりまして、東京都あたりでももう都市計画、相当終わっているにもかかわらず3%の賦課をされている分がありまして、市民の中からも批判の声もあるわけでございますが、市としては大変重要な財源となっておりますので、御理解賜りたいと思います。 また、一般財源増は当然将来の展望の中で必要だと考えます。その中で一番手っ取り早いのは企業誘致ということでございますが、皆さん御案内のとおり、最近の円高・ドル安傾向等にも見られますように、企業の空洞化、産業の空洞化というようなことで、なかなか製造型の工場というのが日本国内に展開しにくいと、非常に厳しい情勢にございます。そういう中で幸い善通寺にはいわゆる善通寺のインターがございまして、それに関連する319号、11号のバイパスというのがございまして、これらのバイパス道路等を活用する、いわゆる流通拠点型の企業、そういうものについては、相当展開の意欲もありますので、それらの企業も地元に来ていただけるように、この319号、11号バイパス周辺の都市計画というものにつきまして、早急に検討し、これらの企業が展開しやすいような施策を進めてまいりたいと、このように考えております。 また、御指摘のように、財政事情が厳しいけれども、やはり市民の力、職員の努力によって心の豊かさ、そういうもの、そういうことによるいわゆる町の活性化の創造というものが必要な時代、御指摘のとおりでございます。それにつきましても十分考えてまいりたいと、このように考えております。まあ特に、中小企業、町中の商業地域のいわゆる振興政策でございますが、これは御指摘のように大変難しい問題を含んでおります。そのまず第1には、商業の後継者がいないと、これは後ほど申し上げます農業の問題とも非常に類似しとるわけでございますが、現在やっておるお店の後を継いでお店をやろうという後継者がいない。後継者がいないとなかなか将来構想も立ちにくいいうこと。それから、大型店舗がだんだん周辺に展開してまいります。いわゆるドーナツ型現象というのがございまして、どうしても車社会でございますから、車のアクセスのないところの店というのはなかなか新しい展開ができない。そういうふうなことで、どうしても競合する町中の業種が衰えるということになりますので、将来的にはやはり業種を変えていく、町中でやれる商売を考えていくと、そういうことが必要かと思いますので、これは商工会議所等とも協力をしながら、その辺の青写真について考えてまいりたいと思っております。 それから、農業施策につきましても、御指摘のように、農業の場合は第1にまず後継者の問題、それから農業をしようという人がだんだん減っていくという問題がございます。まず第1に、善通寺市内に1,300ヘクタールございます畑地、水田等の今後どういうふうにやっていくかということで、まず認定農業従事者という制度ができまして、認定された農業従事者、いわゆる専業農家については、十分な補助支援をしようという施策が決まっておりますが、ただしこれらのいわゆる認定農業従事者によってカバーできる耕作地というのは、この1,300ヘクタールのうちの二、三割でございます。したがいまして、1,000ヘクタールに近い土地が将来はやる人がいないという土地になります。そういうことで、一つにはやはり兼業農家として農業が主ではないけども農地を維持保守できるような仕事、それから3番目には、御指摘のありましたような観光農園でありますとか、市民農園でありますとか、そういうふうな形の農地の活用、また宅地への転用する、そういうふうなことを総合的に考えてまいりたいと思っております。そういうことで現在市といたしましては、シティ善通寺アグリカルチャー、CZAという研究グループをつくりまして、少し長期的な観点でいろんなことを検討し、施策ができるものを見きわめてまいりたいということで検討を進めているところでございます。 また、観光行政につきましては、これは非常にイベントと祭りの関係いろいろございますが、例えば善通寺まつり、これが今のままの対応でいいのかどうか、市民の中にもいろいろ議論のあるとこでございます。ただいまお伺いしている議論の中では、やはりいいという方が3分の1、もうええでないかという方が3分の1、3分の1はどうもどっちでもいいんじゃないかと、そのような大体そんなような比率の御意見が一般的かなというふうに思っております。自治体がいわゆる主導でセットしてやる、こういう形の祭りが本当に市の発展のためになるのかどうか、そういうことについても考えてまいりたいというふうに思っております。 将来の観光行政につきましては、御案内のとおり、善通寺市には非常に大変な文化資産を県内の他市町どこを見てもないような、いわゆる歴史的な文化資産を持っております。一つには古墳群でありますし、一つはいわゆる弘法大師の生誕の地の施設であり、もう一つには明治時代にできましたいわゆる乃木将軍の11師団と、この3つの非常に歴史のそれぞれのエポックとなるような重要な文化遺産を持っとるわけでございますが、これらのものをどう整理して、いわゆる観光行政に結びつけるか、慎重に検討してまいりたいというふうに思っております。今、CZIの若いグループの間でもいろいろ勉強をしておりますが、いわゆるカンフル的なすぐに効果のあるような施策については余り期待できませんので、腰を据えて考えてまいりたいと、このように考えております。 教育行政につきましては、いじめにつきまして昨年大変問題になりましたが、予算的には特にいじめ対策として計上いたしておりませんが、引き続きいじめについては教育委員会を中心に、その根絶について鋭意努力をしてまいりたいというふうに考えております。先般つくりましたいじめ110番につきましては、このような時間表裏のカードを利用しまして、生徒一人一人にこれを持たしていつでも何かあれば相談できるような体制をし、常にこれは注意を払って、みんなが注意をして忘れないでモニターしていくということが必要だということでございますので、そういうソフト面の努力を続けてまいりたいと考えております。 危機管理につきましては、避難所、避難場所、これは善通寺市の場合は、いわゆる震災対策ということではございませんで、いわゆる水防計画の中で避難場所等については既に決めております。したがいまして、これも準用できますので、とりあえず24カ所につきましては、避難場所を指定をし、広報等によって市民に周知をし、避難場所の掲示もさせていただきました。ただ、避難場所に行って、そこで避難をし、避難生活が送れるというふうには期待いたしておりません。この24カ所はあくまでも避難連絡場所でございますので、災害があってどうしても避難せないかん場合は、近くの他の公共施設等に避難をされた場合でも、ここに連絡していただくと、そうすればその地域の方々の安否がわかり、どのような施策を市がしなきゃいけないかということについて情報がいただけ、またここの連絡場所を通じていろんな救援等の活動も進めてまいりたい。災害の状況は千変万化でありますので、個々について細かく規定することはできませんが、この避難場所が市民が市役所と連絡できる場所、また何かあればそこには必ず市役所から連絡員がいて、市民のニーズを聞けると、緊急な対応ができると、そういう場所としてセットさせていただきました。あといわゆる危機管理の計画につきましては、計画の策定を現在急いでいるところでございますので、平成7年度中には成案を得たいというふうに考えております。いずれにいたしましても、今回の震災で反省をする点は、やはり何かあったときの市民の生命財産及び身体を守るのは、いわゆる自治体の責任というふうに災害対策基本法にもうたわれておりますが、その法を具体的に実現するための施策というのは、今まで等閑視されておりました。それに対する予算の充当もございません。ただ、大型震災の対策の措置で指定された地域については相当の予算配分もありまして行われておりますが、今後は大規模な予算充当についてはなかなか難しいと思いますが、ソフトの面でカバーできるもんがありますので、その他についてはきちっとした計画をつくってまいりたいと、このように考えております。 また、老人クラブの関係で参加者の拡充の御指摘がございましたが、これは御案内のとおり、やはり参加者を制限するということでは、やはり老人のクラブの活動にはならないと思います。特に、老人福祉の政策につきましては、福祉という言葉は皆さんいろんな意味で使われますが、老人福祉というのはやはり何といってもお年寄りが元気で生きがいを持って、病気になったり、寝たきりになったり、入院しっ放しになったりしないこと、それが基本だと思います。したがいまして、当市におきましても8割方元気なお年寄りがおられるのでございますから、この8割方の元気なお年寄りがさらに元気になるようにすることが、まず第1の基本でありまして、病気になった方の面倒を見るのは、成人といえども年寄りでも何の差もないわけでございますので、その辺のことについてソフト面でも努力してまいりたいと思います。本年度の予算の中でそういうふうな活動の拠点になる老人クラブ等についても組織づくりをし、在宅介護等についても老人クラブの皆さんの力をおかりして、地域ごとに情報を収集し対応すると、そういうふうなことを進めてまいりたいということで予算措置もさしていただいております。 それから、子供が輝く町ということでございますが、これは大体市内年間に300人程度のお子さんがお生まれになるわけでございますが、いわゆる少子化、少家族化というのが進んでおりまして、やはり子育てをしたことないという母親の方がたくさんおられます。そういうことでございますので、そのうち第一子の160名ぐらいの方には保健婦の方に行っていただいて御相談をするとか、またぴよぴよクラブというようなものを毎月開催いたしまして、お母さん方に集まっていただいて、いわゆる皆さんのグループ活動の中でお互いに子育てについて研究し助け合うというふうなことを昨年から始めました。本年は2年目に当たりますので、さらにその内容を充実し、いわゆるお母さん方のグループの自主活動的な意味合いで、行政が何でもかんでも面倒見るということじゃなくて、自主活動的な形でそういうクラブ活動を推進してまいりたいと、このように考えております。 また、防災の排水路関係でございますが、これは本年度特段に予算措置はいたしておりませんが、考え方といたしましては、特に先般の震災での教訓から、特に水道がいわゆる大規模地震の後では使いものにならない。そうすると善通寺の市街地においては、どうやって消火栓を確保するのかという問題がございますが、幸い河川弘田川、中谷川の河川が町中を流れております。これらの町も川を将来改修する場合に、地下にあちこちやっぱりため池のようなものをつくってはどうだろうかと、そしていざという場合には上流の池から放水をすれば、1時間以内、30分以内に所要の水が確保できて消火活動にも使えるんではないかと、そういうようなことで河川についてもその防災型の河川整備というようなものを県とも調整しながら進めてまいりたいと、こういうふうな考えを持っております。 ◆20番(高田照男君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 20番高田照男君              〔20番(高田照男君)登壇〕 ◆20番(高田照男君) 的確に大体答弁をされておりますので、後の点についてはそれそれの委員会で市長さんの考え方をずっと充実していくようにひとつ御討論いただきたいと思います。 これちょっと一般会計中心にやったんで、チャンポンになったらいかんのですが、水道事業について、もう私ら今んとこ選挙運動、市長しよったらいかんのかな、ならんのはもう行くとこ、行くとこ水が悪い、水が臭い、これ言われてもう大分響きよんやな、これ。私、別にそない責任者ではないんで、何で私が頭下げて言いわけして歩かないかんのか、ちょっとさっぱりわかりませんが、ただ問題は、この渇水のときなんかで皆が今までは知らなかったようですが、大体買田の水は与北、竜川、東部、筆岡、吉原とこう行くんじゃと、だからその地域だけが水が臭い、水が臭いとこう言う。ほんで、町の方行たら、おまえ何の話をしよんやと、こういう話ですから、同じ市民で同じように水道料払うて、片っ方は臭い水飲まされて、片っ方はええ水を飲むと、ちょっとこれおかしいんで、そない言よったら今度、何か今度の施政方針の中で、質の高い水道という言葉が出たんで、この質の高い水道というのはその腐った水は、腐ったんじゃないんですか、あれ。においのする水は飲まさんということだと思うんで、これ水道局へ電話すると、いや、もう大体解決しとるはずですがと、こういう答弁が返ってくるんですね。ところが、いざ行てみると、飲んでみるとすごいし、もうふろは温泉のもとでも入れん限りは、もう一遍熱が加わったらすごいほこりっぽいにおいがするということです。この辺に対して市民がそれこそ質の高い水が飲めるような対策として、水道局はどのように考えておるのか、ちょっとお聞きしておきたいと思う。 ◎水道局長(河西保君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 水道局長              〔水道局長(河西 保君)登壇〕 ◎水道局長(河西保君) 20番(高田)議員さんにお答えをしたいと思います。 今年2月の早々ぐらいから、非常に異臭味があって、非常に御迷惑をおかけしておるわけでございますが、御案内のように、2月3日に通常行っております活性炭の入れかえをやりまして、異臭味をとることについて万全を期しておるんでございますけども、例年になくてことしの場合、買田池の水質自身が今までの年以上に悪いんじゃないかと、こんな気がいたしております。そればかりがあれではないと思いますけれども、私も買田池の水以外のため池のとこも調べてみますと、何といいますか、しょうゆの薄めたような色になっとるわけです。したがいまして、通常の浄化をやっておりますけども、その100%のにおいがとれないということで、水道局としても大変努力はいたしておりますけども、残念ながら100%のにおいがとれないというのが現状でございます。あらゆる手は尽くしておりますけども、現在のところ決め手になるものがないと、こういうことで水道局としても非常に皆さん方に御迷惑をおかけいたしておりますけども、さらに水質をよくなることを願って、もう少し様子を見てみたいと、こんなには考えておりますけども、それでいかない場合には何とか粉末ですね、粉末の活性炭を使用しようかなと、こういう考え方ではおるんですけども、粉末を使用しますと、また後の処理の問題、大変苦労することがございますんで、もう少し水質がよくなるのを見きわめてみたいと、こんなに思っておるところでございます。いずれにいたしましても、皆さん方に御迷惑かけないように最大の努力はしていきたい、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) ただいまの答弁に補足をさしていただきます。 水道水につきましては、市民の皆さんから再三御指摘をいただいております。それで、まず一つには、この時期ですね、2月から3月にかけまして、御案内のとおり、いわゆる冬場でありますと、下の方が水温が4度でございます。上の方が冷たいということで、水の循環が余りないんでございます。ちょうど水面と下とが温度が一緒になるこの時期ですね、この時期に全般的ににおいが出やすいということでございます。したがいまして、本年度は間に合いませんでしたが、来年度この時期をどういうふうに乗り切るか、1年かけて十分に検討してまいりたいと思います。夏場雨がたくさん降りまして水の入れかわりがあれば、また水温が上がってくると下の方の水が上がってきますんで、こういうことが起こりません。したがいまして、買田池の水を使う必要がある以上は、避けられない問題でありますので、これにつきましてはさらに研究をしたいと思っております。 それからもう一つは、やっぱり市民の声を聞かなきゃいけませんので、散発的にいろいろ御意見賜るんでございますが、幸か不幸か市の職員もそれぞれの地域に住んでおりますので、職員指定をいたしまして、24時間水をモニターすると、においが出たときには報告するとともにサンプルを持ってこさせて、そのにおいの原因、程度というものをもう少し緻密に分析をして、具体的な対応策を講じていくと、そういうようなことについても考えさしていただきたいと思います。いずれにいたしましても、将来的な施策といたしましては、せっかく地下水が豊富な地域でありますので、できれば地下水に切りかえていくという施策を進めてまいりたいと思います。そのためには大変な工事費等が伴いますので、一挙にはまいりませんが、やはりいつまでもため池の水に依存をするというのには無理があるというふうに考えております。また、昨年の渇水でもわかりますように、満濃池から水が来なければどうしようもないというふうなことで、二重の苦しみを味わいながら水源の維持をせないかんということございますので、その辺につきましても長期的には考えてまいりたいと、このように思っております。 ◆7番(我部山耕造君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 7番我部山耕造君              〔7番(我部山耕造君)登壇〕 ◆7番(我部山耕造君) 大綱質疑、実はしたかったんですけど、私、担当が教民でございまして、ほとんどが教民の内容になっておりますので、したらいかんということでやめましたが、ただ1点だけ下水道のことにつきまして、一言だけお聞きしたいと思います。 本年度の予算は11億4,660万円で、前年度対比56.6%の大幅増という表現をされております。昨年9月の議会で補正1億円を組みまして、本年度2億7,000万円の繰越明許をされております。それで、これは風聞でございますが、その後の事業がでけてないということで、いろいろほかから雑音が入るわけでございますが、入札の談合の問題とか、またある業者がうちがやるんだとか、高松の方でそこらじゅう走り回ったとか、そういったきな臭い話がたくさん入っております。ここらあたりについてだれか質問するかなと思うてましたが、質問がありませんので、なぜ2億7,000万円補正を組みながら、起債を起こして補正を組みながら、2億7,000万円の繰越明許をしたか。 またそれともう一つは、これだけの予算を投入しながら、今我々が把握してるのは供用開始になって接続は560軒ぐらい、今申請してんので最終的には600軒ぐらいになるだろうと言われております。この600軒のためにかなりの予算を投入しておりますが、今後市として供用開始区域内に接続する家庭に対してどう説得していくのか、そこらあたりも含めてちょっとお聞きしたいと思います。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) 7番我部山議員の御質問にお答えいたします。 下水道事業につきましては、平成6年度の予算の執行に関連する御質問が第1点だろうと思います。補正をいただきました予算につきましては、これは早い時期に執行いたしまして、工事はほぼ完了いたしております。明許繰り越しをお願いいたしております2億7,000万円につきましては、いわゆる幹線工事でございまして、工法につきまして昨年度、一昨年度実施をいたしましたんでいろいろトラブルがございました。したがいまして、新しい工法でやらなきゃいけないというふうなことで、設計に大変手間取った関係で発注がおくれたというのが一つございます。それから、実際に設計が終わりまして、発注にかかりましたのが1月でございますが、その時点で御指摘のように、いわゆる談合というのではございませんが、いわゆる業者の営業活動の中で、今度の善通寺の水道工事はうちがやりたいんだとか、やるんだとかという話がいろいろございました。そういう風聞がございまして、具体的にはつかんでおりませんが、そういううわさがありましたので、業者の選定については厳正にしようと、そういうことで事務方では慎重を期して選びました。それから、ややもするといわゆる現地説明というのをいたしますと、そこでメンバーが固定されますので、談合が起こりやすいというようなことがございます。また、今回の下水道工事につきましては、いわゆる設計書を見ていただければ、現地説明をしなくても十分内容がわかるという工事でございますので、できる業者であれば書類だけで十分いわゆる入札ができるだろうという判断いたしまして、書類による入札方式をとらせていただき、現在半分につきましては既に入札が終了いたしております。残りの後半の入札を今実施してあるところでございます。そういう事情ございまして、明許繰り越しになって、貴重な予算を繰り越して執行するというのは、事務当局としては大変申しわけないことだというふうに思っております。平成7年度についてはそういうことがないように努力してまいりたいと、このように思います。 それから、供用開始の状況でございますが、御指摘のとおり、現在のところいわゆる供用開始地域のうち、約半数しか実際にはつなぎ込んでいただいておりません。これは御案内のとおり、下水道法によりまして、供用開始いたしましたら3年以内にいわゆる使用する義務がそこの地域の住民には生じるわけでございます。その辺につきましても、住民の皆さんに必ずしも十分御理解をいただいていない。もうなれとるからこのままでええがというふうなことを言われる方もありますし、いや、金がかかるからやりたくないという御都合を言われる方ございますが、これは法的にはペナルティーも科せるような状況になっておりますが、いずれにいたしましても、市民の御協力をいただくということが基本でございます。市役所といたしましても、今まで住民の方に一応の話はしておりますが、一人一人の皆さんにお話をして御協力をいただくという努力は十分されてないというふうに思っております。今後下水道事業を進めていくにおいて、つくることはつくったけども、供用、使用していただけない、下水料が入らない、引き続きくみ取りもしなきゃいけないということで、行政の負担になってる前例がたくさんございます。そういうことで市民の皆さんにお話をさしていただいて、今後とも使用していただくように積極的に努力し、100%の使用を目標に7年度以降努力してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(草薙昭典君) ほかに質疑ありませんか。 ◆19番(新谷善昭君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 19番新谷善昭君              〔19番(新谷善昭君)登壇〕 ◆19番(新谷善昭君) 1点だけちょっとお尋ねいたします。 89ページの総務費の中で、庁舎整備基金積立金がございますが、これは私も市営住宅等整備特別委員会に所属しているわけでございますが、この住宅等というのが、つまり従来の議会と庁舎を整備していく、建設していこうということでございまして、御案内のように、プール建設等にその予想以上のお金がかかって、これは当分凍結しようということで、特別委員会でも市長の方から当分凍結するけども、毎年5,000万円ずつ積み立てて将来に備えたいと、そういうふうにお聞きしているわけでございますが、今回これが減っている3,000万円に。ということで、これはその年度、年度の財政状況によっていろいろ変化するんかどうか、たしか私の記憶では毎年5,000万円ずつと、そういうふうに記憶しておるわけでございます。と申しますのは、やはりそういう当初の目的で特別委員会もつくってやったけども、財政事情でやむなく延期すると、そのかわりに5,000万円は積み立てて備えようということですが、こういうふうに突如まあトーンダウンといいますか、そういうふうになりますと、これはますますそういうものを建設していく意思もトーンダウンしたんでないかと、そういうふうに感じるんですが、その辺の御説明をひとつしていただきたいと思います。 以上です。 ◎市長(宮下裕君) 議長 ○議長(草薙昭典君) 市長              〔市長(宮下 裕君)登壇〕 ◎市長(宮下裕君) 19番新谷議員の御質問にお答えいたします。 庁舎整備積立金でございますが、平成6年度には5,000万円を積み立てております。特別委員会等もつくっていただいて、その必要性等について御検討をいただいてきたわけでございますが、この時点で新しい庁舎を増設する必要があるかどうかということについては、その緊急性等につきまして再度見直しをし、その建てる時期についてはいつにするか、引き続き御検討を賜りたいと、このように思っております。市民の皆さんの目から見れば、市役所ばっかり立派になってもいかんじゃないかと、市営住宅もできとらんじゃないかと、そういうふうな声もたくさん聞いております。そういうことの中で、市民の皆さんに御理解をいただき、本当の庁舎を整備するニーズがどの点にあるかということをもう一回見直してみたいと考えております。そういうことで結論が出ておりませんので、一応継続事業として基金の積み立てをしてまいりたい。また、いずれにいたしましても、この種の事業につきましては、いわゆるどうしてもその時期にやらなきゃいけないという事業ではありませんので、将来的にはある程度基金が積み上がって、起債等しなくても事業ができるというところまで待ってやるというふうなことも今後は考えていかねばならんのではないかというふうに考えておるとこでございます。 ○議長(草薙昭典君) ほかに質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(草薙昭典君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 以上で全議案の大綱質疑は終わりました。 お手元へ配付いたしております委員会付託表のとおり、各議案を所管の常任委員会に付託いたします。各常任委員会は所定の期日に審査が終了するようお願い申し上げます。 この際、当局にお願いいたします。 ただいまの付託されました議案は、それぞれ所定の期日に審査されますが、説明のため出席される理事者は事前に資料を調整されるなど、格段の御配慮をお願い申し上げます。 以上で本日の日程をすべて終了いたしました。 明14日から22日までは委員会審査などのため、休会といたします。 23日は午前9時より本会議を開きますので、定刻までに御参集ください。 本日はこれにて散会いたします。              午前11時35分 散会    ──────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項による署名者              議  長              議  員              議  員...